【ネタバレ】「僕だけがいない街 」原作・ドラマ・アニメを見た感想

今回はしばらくNetflixで国内ドラマを観ていなかったんですが、たまたまおススメに入っていた、去年配信されていたNetflix「僕だけがいない街」を観てみたんです。

実は以前、藤原竜也が主演の映画版を見たことがあり、それでこの作品が意外につまらないなーと思ってましたが、実は原作は、劇場版は原作とは異なるストーリーであることを知りました。

ここまで、原作からドラマ、劇場版、アニメ版と多様な展開をみせる「僕だけがいない街」そもそもこのタイトルの意味。原作やドラマを見るとよくわかりました。あーそうゆうことね!という納得感。これを聞くと観たくなる方はいらっしゃるんじゃないですかね。

そんなこともあり、改めて原作からNetflix版ドラマ、アニメをすべて観ることにしました。それを私なりにレビューしてみます!

まず原作を読んでみた!

原作は漫画だと知っていましたが、最初に劇場版を観たので、わかったつもりになっていたんですが、原点に戻ることにして一旦整理します。まずあらずじを確認。

あらすじ

主人公は、漫画家を目指すものの、志すもうだつの上がらない主人公の藤沼悟は、自分にだけ起こる現象リバイバル。何か「悪いこと」の原因が取り除かれるまで、そのきっかけとなった場面に巻き戻される現象-に悩まされていた。

ある日、家に帰った悟は、自宅で母・佐知子が殺されているのを目撃する。犯人を追う悟だったが、逆にはめられ、自分が母親殺しの犯人として追われることになってしまう。母親の死を食い止めたい悟はリバイバルを強く願うが、リバイバルした先は18年前。小学校5年時にまでさかのぼった。 それは、同級生 雛月加代が殺される直前の時期だった。この時代に起こった雛月加代を含めた連続児童殺人事件に、母親が殺されることになった原因があると確信する悟は、同級生の小林賢也や担任の八代学の助けを借りて加代を救おうとすると同時に、事件の謎を追うことにする。

最初の始まりはすべて同じ

原作、劇場版、ドラマ版、アニメ版すべて観ましたが、当然だと思いますが最初の出だしの設定は同じですね。売れない漫画家がピザ屋のバイトをしながら、ヒロインの愛梨と出会い、いつしかこのお話の主人公がちょくちょくリバイバルするんですが、2006年の世界へ戻るとこの愛梨が主人公と赤い糸で繋がっていたことがわかります。ちなみに劇場版では売れっ子の有村架純が演じていました。役にはあってるけど手堅いキャスティングですね。

さて、原作から実写化、アニメ化に際してどうしても原作に準拠しているのか、イメージは壊れていないのか?ということが話題にはなりますが、やはり原作と異なり、尺が決まっている劇場、アニメ作品は、省略せざる得ない部分は仕方ないんでしょうね。あとはどんな感じで仕上がっているのか・・・それが気になるところですよね。

それぞれの考察

原作以外の私が感じたところをレビューしますね。漫画が基本になるので、全9巻(角川書店)を読破してみました。先にドラマを観ていたのでキャラクターのイメージはわかりやすかったです。

劇場版

<映画>
原作忠実度:★★☆☆☆
満足度:★☆☆☆☆

原作を知らなければこれはこれでもアリなのかなと思いましたが、全く別のお話だと思った方がいいですね。主人公が何かにハメられて窮地に追い込まれる役柄では、右にでる役者はいないのではないかと思われる藤原竜也。その演技力は認めますが、集客が得られそうな無難な役者をそろえて、映画にしたという感じが否めませんね…。これでは原作者がかわいそうな感じはしましたが、私だけでしょうか。。

他の方も書かれていましたが、僕だけがいない街という意味合いが全く違うストーリーとなってました。僕も入りがこの劇場版だったので、ああーこんな感じね。っていうことで終わる方も結構いるのではないかなと思います。

とりあえず、名前だけを借りた色々と事情はあるんでしょうが、原作の意図を変えたところがちょっと納得いかないところです。個人的にはあんまり納得いかない感じでしたが原作ファンの方なら僕のような意見の方は多いのではないかなとおもいます。

この劇場版で、ヒロインの愛梨演じる有村架純も、カメラマンという設定で最後に出てくるのですが、こんなごく普通の河川敷で、写真撮る人って少ないでしょ?

わざとらしく死んだ漫画家を目指していた藤原竜也がかいたであろうコミックを読んでいた形跡をみせたり、すごく理屈っぽい。というか詰め込み感がすごく薄っぺらい感じがしましたね。

 

アニメ版

出典:アニプレックス

<アニメ>
原作忠実度:★★★☆☆
満足度:★★★★★
原作のキャラクターは少しキツめな印象があったのですが、キャラデザインがいい。ヒロインの女の子にもよかったですね。そこそこ結構原作に忠実でしたが、やはり結末が大きく異なりました。これはアニメがまだ原作のラストが連載前だったのもあるのでしょう。ただこれはこれで全然アリだなと思います。
病院で床伏せていた期間他の作品は、病人という感じがしなかったんですが、アニメはすごく伝わってきました。私が病人だった時があったからでしょうが、気管切開した跡だと思うのですが包帯、やつれているところやリハビリなど非常にわかります。そんな綺麗なわけがないんですよね。なぜかアニメ版の方が伝わってきました。
また原作の結末よりはこちらの方が流れ的にすっきりしていて、いいと思うのですが、一番の気にかかるのは、矢代が唯一、自分の計画を阻止された人物として悟を目覚めるのを心待ちにして何十年も待ち続け、「執念」というより「生きがい」が別の意味で最終話で綺麗にまとめられていました。
その点は非常に評価できます。原作の終わり方より回りくどくなく個人的には、こちらの方が好きですね。

Netflixドラマ

 

原作忠実度:★★★★★
満足度:★★★★☆
第6話くらいまでは、ざっと流して観ていたんですが、犯人が担任の先生(矢代)と判明し、主人公の悟が車と沈められるんですが、そのシーンからは結構緊迫しましたね。
さてNetflixの特徴としては、映像がキレイ!Netflixは映像美を全面に押し出しており、十年経っても色あせない映像で撮るということを基本にしているそうです。
監督さんも映像美にはこだわったということです。また原作の舞台が苫小牧ということもあり、実際のロケ地も北海道苫小牧市で撮影したとのことです。その辺の臨場感はかなり伝わってきましたね。
ただ映像にこだわりがあるのに、(すごく細かいことなんですが)その割には、矢代役と記者の付け髭が凄くチープ。個人的にはかなり気になるところでした。
僕だけが知らないだけかもしれませんが、者があまり知名度的が低い方が多かった。
ここは個人的な経験からの感想ですが、主人公の悟の15年意識がもどらずある日突然、目が覚めるのですが病人っぽくみえない。きれいすぎる…。私も2ヶ月間入院したことがありますが、こんな肌つやが良い訳ないだろ~とかなり気になるとこもありつつ、ラストシーンで矢代を追い詰めるところは、原作とかなり近づけた感じです。総じて無難なくまとめられており、原作ファンの方なら十分のではないでしょうか。

まとめ

僕だけがいない街はこれだけ多数に派生している作品は他に少ないのでないでしょうか。それだけに原作ストーリーの評価が認められているのだろうと思います。もしこの作品を観られるなら劇場版は一番最後に観る方がいいと思いいのではないかと思いました。あくまでも劇場版は、タイトルは同じでもかなり違う話だと受け止めてください。

Netflixでは原作以外のすべてを観ることができましたので、もし時間がある方は比べてみてください!